笛を使った指導方法のあれこれ
vol.358
以前書いたこちらの記事に
yuukiさんから笛を使った指導法について
質問をいただきました。
そこで今日は!
質問内容に答えたり
教員時代に笛に関して指導を受けたことを書いたり
していきたいと思います☆
①笛を上手に吹くコツ
私は笛を吹くのは下手くそで
よく音がかすれたようになってしまい
先生や子ども達に笑われていました(;^ω^)
そのため
参考になるかどうかは非常に怪しいのですが
心がけていたことは
中の玉(ボール)を振動させるように
息の量を調節することです。
一般的な笛は中の玉が振動することで
いい音が出るようになっているので
自分が持っている笛は
どのくらい息を入れたら上手に震えるのかを
こそっと練習していました( ̄ー ̄)
さすがに数年やれば
当初よりは大分マシになりました(;^_^A
②整列・行進の合図
まず整列については
集合の笛の合図をかけたら
整列をするように指導をしていました。
※集合の笛の合図については③で詳しく書いています。
また行進については
学校によっても決まりがあると思いますので
一概には言えませんが
私は
行進始め(ピーッピ)で
左足を上げて行進を始め
全体とまれ(ピーーーッピ)の後
1・2で止まる。
という指導をしていました。
始めはいいのですが
止まるときが難しいんですよね(;^_^A
コツとして紹介するならば
全体とまれを声に出して指示するように
笛でリズムをとることでしょうか。
文字で書くと非常に難しいのですが( ^ω^)・・・
仮に笛を使わず言葉で指示をする場合
ぜんたーーーい、とまれっ、1・2
※言葉を伸ばしている間に子どもが左足をつくタイミングを計り
とまれの「と」で子どもが左足をつくように指示する。
というリズムになると思います。
それを笛で表現すればよいので
上の言葉と比較すると
ピーーーーーッ、ピッ、(1・2)
という笛の合図になればOKです。
③笛を使った約束事
笛一回(ピー)
→作業を一旦中断して集合。
追加の指示を伝えたら再び作業に戻れることを
子どもにも把握させておくと素早い集合につながります(^_-)-☆
笛三回(ピッピッピー)
→作業を終了して集合
の2種類だけでした。
体育のときも同様です。
作業を試合に変えて読んでいただければと思います。
基本的には屋外に出ているときにしか
笛は使わなかったのでこれだけで十分でした。
④笛を一番使っていた学習とは
ここまで書いてきたように
普段はそこまで笛を使う機会と言うのは多くないのですが
笛がかなり大事になる授業があります。
それは
水泳指導です。
水の事故が後を絶たないことからもわかるように
水泳の授業は特に命がかかった内容です。
そこで必ず1回目の水泳の授業のときに
笛の合図についてしっかり指導しました。
笛の指示としては③と同じなのですが
笛一回(ピー)
→笛を吹いた人を指さす。
(もしくは吹いた人の方を向く)
笛三回(ピッピッピー)
→プールからあがる。
という内容の指示に変わります。
陸上での指導とは違って
まずは全員の安全を確認してから
指示を出す形になります。
⑤指導教官に教えてもらった”やらない方がよい笛の指導”
私が教えてもらったのは
教室の中で笛を吹いて指示を出さない
ということです。
確かに笛を吹けば
子ども達の注意はひけますが
毎回毎回笛を吹いて
子ども達の注意をひく習慣ができてしまうと
笛の音に慣れてしまって
笛以外で子ども達を注目させられなくなる
という大きな落とし穴が待っているからだと
指導を受けました。
そうはいっても教員時代に
ベテランの先生が1人だけ
教室で笛を使った指導をされていたところを見ましたので
経験を重ねた先生が使うのには
また何か意図があるのかもしれません…。
ただ私は上の指導を受けていたということ
そして、やはり音が大きいことがあり
教室で笛を使わないでおこうと思った出来事でもありました。
絶対にやるな、というわけではありませんので
最終的にはそれぞれの先生のご判断になりますが
個人的には
笛を使わなくても指導できる場面ならば
笛は使わないスタイルが好きです(^^♪
今回は質問としていただいたコメントから
記事を作成しました!
これからも私が答えられる範囲であれば
どんどん記事にしていきたいと思いますので
お気軽にコメントいただければ嬉しいです(*´ω`*)
この記事が少しでも役に立つことを願って…☆
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