薬天

小学校教員→専業主婦時々ポスティングスタッフのアラサー女が様々な体験談を語るブログ

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靴箱の整理整頓状況を確認すれば子どもの様子が推測できる

vol.385

 

私が教員時代に

毎日確認していた場所が

靴箱です。 

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放課後子ども達が帰った後に必ず確認します。

(雨の日はそれに加えて傘立ても確認します。)

 

確認するポイントとしては

①靴が乱れて入っていないか

②靴のかかとが踏まれていないか

③靴がなくなっていないか 

の3つです。

 

 

①は「はきものをそろえる」という詩でも有名ですが

靴が乱れている=心が乱れている

ことにつながっているという考えからです。 

 

トイレのスリッパも同様の考えですね。

並んでいる状況を見ると

その学年全体の雰囲気を察することができます。

 

靴を揃えるのは10秒あれば誰でもできます。

逆にその10秒を惜しいと思うほど

心の余裕がない状態であるというのは

やはり危機感を感じる事柄であると判断していました。

 

子ども達にはこのことを年度当初に伝えておき

靴の乱れが気になる子には声をかけたり

学習面や人間関係を特に注意して

様子を見たりしていました。

 

 

②については

安全面の点でよく見ていました。

 

まず

かかとをつぶして履いている子は

正しい履き方ができていないので

ケガをしやすいんですよね(;^ω^)

 

特に階段の昇り降りで転ぶと

周りの人まで巻き込む恐れがあるので

気付いたら注意していました。

 

それと

靴のサイズが合っていない場合も考えられます。

 

子供の成長は早いので

あっという間にサイズが合わなくなり

かかとを踏んでその場をしのいでいることもあるのです。

 

この場合は

まずは自分で保護者に伝えることを促し

改善されずに長期間経過する場合は

連絡帳か電話

直近に参観日がある場合はその際に伝えるよう心掛けていました。

 

 

そして稀に③があります。

誰かの靴がなくなっている状態は

通常だとあり得ないことなので

学級に荒れがあると判断します。

 

ただ

靴箱の状況を毎日確認する習慣がつくと

前日のうちに気付けることが多いので

まずは誰の靴がなくなっているのかを確認し、様子を見ます。

 

※たまに靴が汚れたからと

金曜日以外に持って帰っていることがあるからです。

 

そして翌日その子が登校していた時の反応を見ます。

「先生、靴がない」という言葉が出たら赤信号です。

 

まずは紛失した上履きがどこにあるのかを

その子と一緒に探します。

この時にできるだけ騒動にならずに探し終えることがポイントです。

 

このとき見つかっても見つからなくても

すぐに学年の先生や管理職に報告し

対応を相談しながら子ども達にも事実を伝えます。

 

もちろん靴がなくなった子

心当たりがあろうとなかろうとショック状態ですから

しっかりと話をしてできるだけ不安を取り除くよう努めます。

靴がなくなった子の保護者にも連絡します。

 

そして靴を隠した子にも

何らかの悩みがあるのは間違いないですので

子ども達に協力を求めながら・探りを入れながら

見つけて話を聞けるように努めます。

(結局見つからない場合も多々あります…)

 

この対応をしたあとに

靴がなくなり続けるのか

なくならないようになるのかで

その後の学級の状態も判断できるので

やはり靴箱を毎日確認することが大切になるわけです。

 

少しでも参考になれば嬉しいです。

 

質問、感想、情報提供、お待ちしています‼‼‼ f:id:satomiman10:20170903114131p:plain

 

 

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