左利き教員が教育現場で困ったこと3つと、その対策
vol.235
突然ですが、実は私
左利きなんです。
今は左利きといっても
そんなに珍しい存在でもなくなりましたが
やはりこの日本社会は
多数派の右利き用に作られているものが多く
教員の世界も同じようなシステムでした(^^;
ということで今日は!
私が教員のときに困ったことと
その対策を振り返っていこうと思います(^^)/
・子どものはさみが使えない/子どもにはさみが貸せない
左利きでも右利き用のはさみが使える器用な人がいますが
左利き用のはさみしか使えない私は
大多数の子どもが持っている
右利きのはさみが使えません。
そのため
図工の時間などで
はさみの使い方を子どもにアドバイスをするときに
”やってみせる”ということが
すぐにはできませんでした( ;∀;)
私がとっていた対策は
はさみを使う活動のときはあらかじめ
左利き用の自分のはさみをポケットに入れて
机間指導(子どもの机を回っていく)をする
というもの。
活字で見るとなんだか怪しい人のようですね(;´Д`)
山本五十六さんの教えの
”やってみせる・させてみる”が大事だと思っていたので
これで何とかやっていました。
あともう一つ。
子どもがはさみを忘れた/なくしたとき
自分のはさみを貸してあげられない
というもどかしさ(;^_^A
そこで私が筆箱にしのばせていたのがこちら。
このはさみは
持ち手部分を固定する
セパレータというところを付け替えることができるため
すぐに左利き⇔右利きへの変更ができるのです。
だから
右利きの子どもにもすぐに貸してあげることができました!
・右利きに矯正することを勧められる
”子どもたちの多くは右利きだから”という理由で
左利きを矯正するのが一番なんだけどね…
と先輩の先生に言われたことがあります。
実際に私の中学校の先生は
教員になってから
左利きを右利きに矯正したと言っていました。
私自身左利きですが
左利きの先生が黒板に書く姿を見ていると
確かに違和感はあるんです(;^_^A
文字が後から出てくる感じとか
書いている腕?の向きとか…
でも利き腕を変えるって
1日2日でできる話ではないし
不便なことはありますが
左利きの先生(大人)がいることで
子どもに悪影響を与えることはないと思ったので
左利きのまま突き通しました笑
後にも先にも言われたのは
その1回だけだったし
左利きの子の保護者からは
先生が左利きで安心しています。
右利きに矯正した方がいいのか…と悩んでいて…
という声をもらったこともあるので
あんまり気にしなくてもよかったのかなと思っています。
一応上のような言葉をいただいた保護者の方には
左利きの苦労ということで
この話をやんわり伝えたうえで
困ることはあっても普通に何でもできることを話していました。
・給食のおたまが右利き用しかない
この麺類がとりやすいお玉が
最大の敵でした(;^ω^)
自分たちでできる中学年以上だったら
特に問題はないのですが
たまに加勢するときもありましたが…
低学年になると
一緒にしてあげないといけないことが多く
子どもよりできない
という悲しい現実との戦いでした。
調べてみると
左利き用のお玉もあることがわかったので
教員に復帰することがあれば
自分で買って持っておこうと思います( ̄ー ̄)
ちなみに夫は右利きなので
家では両利き用のおたまを使っています。
中央に柄がついていたら
利き手がどちらでも快適に使えるんです☆
給食用のおたまも
全てこの形に変えてくれれば
みんな使えるのに…
どこに訴えればよいかわからないので(;'∀')
教育関係のえらい人がこのページを見て
改革を起こしてくれることを願っています(^^)/
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